ノンフィクションライター 石川拓治様

ノンフィクションライター 石川拓治様

私にとって、VOITERは大切な相棒です。

 

文字起こし作業時間が1/4にも減少!すぐに内容を確認、そのまま仕事に取りかかれるので、作業時間の大幅な時短を実現。

50万部発行のベストセラー『奇跡のリンゴ』の著者、石川拓治様。
1961年茨城県水戸市生まれ。ノンフィクションライター。
代表作『奇跡のリンゴ』は、2008年にりんごの無農薬栽培に成功した木村秋則さんの経緯を記録した書籍です。同書は50万部のベストセラーとなり、2013年には中村義洋監督がメガホンを握り映画化、全国公開されました。

 

ノンフィクションを書くために、たくさんの人に長時間インタビューをする石川様。膨大な録音内容を、正確に文字起こしする作業には、長い時間と根気が必要だったといいます。たとえば1時間のインタビューを文字起こしするのに、7,8時間かかっていたそうです。ところが、昨年VOITER  SR502Jを購入してから、文字起こし作業時間が、1/4にも減少!今では、執筆には欠かせない「相棒」としてご使用いただいております。どんな場面で役立ったのか、また、実際に使ってみてどのくらい業務効率化に繋がったのか、インタビューにて伺いました。

 

文字起こしに7、8時間ほどかかっていたのが、今では2時間ほどに激減!

―VOITERを使用する前の業務状況についてお伺いいたします。大変だった点や困っていた点はございますか?

VOITERを使う前は、普通のICレコーダーでインタビューを録音していました。
録音したインタビューは自分で文字起こししたり、専門の文字起こし業者さんに依頼していました。
大変だった点は、2つあります。
1つ目は、ICレコーダーで録音したインタビュー内容を一から自分で文字に起こすこと。これはとにかく時間がかかります。内容にもよりますが、1時間のインタビューを文字起こしするのに7,8時間はかかっていたんじゃないかな。
2つ目は、文字起こしの業者さんに依頼するにしても、そのやり取りに時間がかかることです。たとえば一冊の本を書くためには、何時間も、場合によっては何十時間もインタビューをします。文字起こしに膨大な時間がかかるので、業者さんに依頼するわけですが、そのためのやりとりに結構時間がかかるんです。まず仕事を依頼して、インタビューの音声データを送らなきゃいけない。もちろんデータを送ってから、業者さんが文字起こしをして原稿を仕上げ、完成した文字起こし原稿がぼくに送られてくるまでには、また何日もかかるわけです。文字起こしって、ほんとうに大変な仕事なんです。

―VOITER の存在を知ったのはどういった経緯でしょうか?

たまたまVOITER SR502Jのネットニュースを見たのがきっかけです。iFLYTEKの技術が、「国際コンテストで受賞」と書かれているのを見てどんな機械かと思い、何気なく購入しました。他のICレコーダーに比べると高価なので、ちょっと迷いましたけど(笑)

―それでも購入した理由は何でしょうか?

クラウド上にすぐにアップロードできて、仕事場に帰るとそのまま専用Webアプリ上から編集できる点がまずとても便利ですよね。普通のICレコーダーは、仕事場に戻ってからパソコンと接続してデータを移すので、ちょっとした手間なんです。VOITER SR502J だと、Wi-Fi環境さえあれば即座にパソコン上にアップロードする。その点がまず便利だなと。もうひとつは、AIの文字起こしの精度がどれくらい向上しているのかという興味ですね。ネットでは世界一と言ってるけど、実際のところ仕事に使えるレベルなのかと。

価格が他のICレコーダーと比べてお高めなVOITER SR502J 。
購入するに至った理由は、すぐにデータをパソコン上にアップロードできること。

 

※付属のUSBケーブルでパソコンと接続して、データを移行することもできます。

 

―率直に、文字起こしの精度についてはいかがでしょうか?

想像していたより、精度が高くて正直驚きました。
7~8割程度は正確に文字起こしされている印象です。もちろん完璧ではないですが、残り2,3割ほどの誤植は専用のWebアプリ上で手直しができる。ただ、職業上いろんな地方のいろんな職業の人に話を聞くんですね。地方の方とか、さまざまな専門職の方とか。やっぱり方言が多いと文字起こしの精度は低くなってしまいます。それから医療用語とか、建築用語とか、一般にはあまり使われない専門用語の認識率はやはり低い。ただし、なぜか関西弁だけは、他の方言と比べると認識率が高い気がします。

愛用の革製品や文房具と一緒に使われるVOITER

相棒であるVOITERには、オリジナルカバーを愛用。

 

―インタビューの記録にVOITERを使用して、かかる労力はどうなりましたか?

1時間のインタビュー内容を文字起こしするのに、下手したら7,8時間かかっていましたが、今では2時間程度に激減しました。ほとんどAIが起こしてくれているので、私の作業としてはパソコン上で音声を聞きながら、間違っている部分だけ手直しすればいい。以前と比べればかなり短時間で文字起こし原稿が仕上がるようになり、ほんとに助かってます。

 

 

―VOITER SR502Jを使用して他にどのようなメリットがありましたか?

やはり、文字に起こした内容をすぐに確認できて、そのまま仕事にかかれることです。
あとは、録音音声がすごく聞きやすいです。あくまで私の主観ですが、インタビュー音声が聞き取りやすいので、雑音が消えているのかなという印象を持ちました。

―専用WEBアプリ「RECORDER STATION」についてはいかがでしょうか?

文字起こしデータの編集がとても楽ですね。
データを手直しすることに関して、すごくよく考えられて開発されていると思いました。実際の音声を聞きながら、文字を修正できるのがすごく便利です。音声を流すと、対応する文字が青く表示されるのでわかりやすく、文字の手直しが画期的に早くなりました。

 

RECORDER STATIONの編集画面は、左側にVOITERで文字起こしした内容の原文が表示され、右側には文字起こしした内容の編集ができます。

 

―VOITER SR502J のデザイン性についてはいかがでしょうか?

高級感があって、洗練されていると思います。このずっしりした重さも気に入ってます。

 

―VOITER SR502J やRECORDER STATIONに改善してほしい点や期待する点などはございますか?

どんどん向上していくと思いますが、さらに文字起こしの精度が上がってほしいですね。方言や専門用語への対応とか。あと、RECODER STATIONについては最近ベータ版が出て、とても使いやすくなりました。今後もさらに良くなっていくんじゃないかって期待しています。

 

インタビュー中に、思わず笑みを浮かべる石川様。石川様のお人柄もあり、終始穏やかにインタビューを行うことができました。

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